家具やインテリアの販売、商品開発、輸入などを行う東京インテリア家具。同社では、全国展開を目指し、西日本への商圏拡大に踏み切った。そのチャレンジにおいて課題となったのが、商品開発や販促、出店計画などマーケティングにおける、顧客情報の活用だ。
既存店では、来店客数や性別、年齢などの属性の把握を、従業員の経験・感覚に頼っていた。そのためより客観的な顧客データを収集できる仕組みが必要だったが、機能的にも費用的にもニーズに合うソリューションを見つけられていなかった。だが神戸店の出店準備の際にベンダーから提案を受けたことで、顧客データを可視化できコストパフォーマンスにも優れた、インテル(R) Xeon(R) プロセッサー搭載の「ビデオマネジメントシステム導入セット」の採用を決意した。
店舗に設置したカメラの映像をもとに分析を行い、来店客数のカウントや性別および年齢を推測する「性別・年齢自動推定技術」を備えたそのシステムにより、スタッフ配置やシフト計画を最適化できたほか、売り上げ予測の精度も向上するなど、多様な効果が得られているという。本資料では同社の事例を基にそのシステムの実力を探る。