機器メーカーが組み込みデータベースを搭載した背景のひとつは、機器を取り巻くビジネスモデルの変化である。例えば携帯電話のパケット定額制度を前提としたコンテンツ配信サービスが増えている。いよいよ2010年後半には、カーナビゲーションシステム向けに、地図データを随時更新できるサービスが登場した。
このサービスを提供するために、機器メーカーはHDDに格納された数千万件もの地図データの一部を、端末側で随時更新するアプリケーションの開発を迫られるようになり、組み込みデータベースの採用に踏み切った。
本ペーパーでは、組み込みデータベース「Entier」を例に、組み込みデータベースの採用事例/導入が進む背景/主な仕様/機能ダイジェストを紹介する。