コンテンツ情報
公開日 |
2018/12/17 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
製品資料 |
ページ数・視聴時間 |
4ページ |
ファイルサイズ |
824KB
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要約
長距離高速バス向けの“運賃箱”で高いシェアを誇る一水製作所。同社は、物理的なボタンを使った運賃箱のメンテナンス負荷の高さを解消するため、従来の操作レイアウトをタッチパネルのGUIで再現した、Windowsタブレット内蔵モデルを開発。リアルタイム予約が可能になり乗車率が向上するなど、バス事業者や現場の運転士から高評価を得た。
だが導入後1年を過ぎた頃から、状況は一変する。電源の常時接続がもたらすバッテリーの膨張により、液晶ディスプレイのゆがみや欠損、そしてタブレット本体の損壊という不具合が発生したのだ。この状況を危惧した同社は、ベンダーに対応を依頼。すると帰ってきたのは、「タブレットからバッテリーそのものをなくしてしまえばいい」という驚きの提案だった。
“タブレットは持ち歩いて使うもの”という大前提を覆すこのアイデアは具現化され、「バッテリーレスタブレット型Windows PC」が完成した。その過程においては、電源回路の追加によるコスト増など課題もあったが、運賃箱への導入後は、特に運用面でそれ以上の業務改善のメリットを感じているという。本コンテンツで、その効果を詳しく見ていこう。