Microsoftが提供するメッセージングサーバ最新版「Microsoft Exchange Server 2010」(以下、Exchange 2010)ではストレージ選択オプションが拡張され、SATAドライブの使用が可能になった。多くの企業は、低コストで大容量のSATAドライブを使用したストレージ環境を構築することでコストの削減を期待するだろう。
しかし、Exchange 2010環境で求められるパフォーマンス要件を満たすためには、多数のSATAドライブを導入しなければならなくなる。また、バックアップや日々のメンテナンスなどで発生するワークロードのスパイクやピーク時の需要に適切な対応ができなくなる可能性がある。
このホワイトペーパーでは、上記の課題に対する解決策としてEMCが提供するキャッシュメモリ最新技術「FAST Cache」を、SATAドライブベースのExchange 2010環境で活用した3つのパターンでの検証結果とその導入効果を紹介する。