一昨年のリーマンショックによりIT投資を控えていた企業が今年はようやく動き出しつつある。
メールシステムにおいても各企業では全般見直しを検討している動きがあり、拍車をかけているのが昨今キーワードとされている「クラウド/Saas」による「コスト削減」、「導入期間不要」、「拡張投資不要」という点で、先進的なイメージとして注目視されている。
しかし、一方でクラウド型メールサービスの導入に踏み切れないのは何故なのかという疑問も存在する。おそらく企業が電子メールを基幹アプリケーションの一つとして認識しているため、セキュリティやコンプライアンス上、アウトソーシングすることに懸念を示す傾向にあることが関係している。
今回掲載している九州大学が導入したMirapoint社のMessage Serverは市場で希少なアプライアンス型メールサーバとして、クラウドに求められる効果である「コスト削減」、「運用管理の容易性」、「安定稼働」を可能にしながら、且つメールの社内運用も持続できる特長がクラウドの導入を懸念する層で再認識されている。