事例
富士フイルム株式会社
ノーベル賞に一役買った研究機関が使い続ける、管理運用に優れたデータ保管媒体
コンテンツ情報
公開日 |
2018/11/07 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
731KB
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要約
素粒子や原子核、生命体を含む物質の構造、機能などに関する研究機関である高エネルギー加速器研究機構(KEK)。同機構が行った「Belle実験」は、ノーベル物理学賞を受賞した小林誠・益川敏英両氏の研究にも大きく貢献したという。
同機構では、素粒子物理分野の膨大な実験データを効率的に記録・保管する方法として、オープンリールの時代から一貫してテープを使用している。その理由には、容量単価の安さや専有面積、電気代を含むTCOの削減といったコスト要素もあるが、メディア不良が起きてもファイルが読めなくなることがまずないという、信頼性の高さも大きなものだという。
そうしたテープストレージを活用し最先端の研究を行っている同機構だが、データ読み書きの利便性を考え、1992年頃からディスクとの階層化ストレージを採用、ユーザーの使い勝手を高めることに成功している。テープストレージのメリットを十分に生かしながら、年間1~2ペタバイトのペースで増えるデータの運用と保管をどう効率化しているのか。同機構の取り組みを本コンテンツで詳しく確認していこう。