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日本アイ・ビー・エム株式会社

事例

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30PBものDNAデータを強固に保全する、国立遺伝学研究所のストレージ基盤とは

国立遺伝学研究所では、遺伝子の塩基配列を高速で読み出せる次世代シーケンサーによるデータ量の急増に対応するため、30PBという日本最大級の階層型ストレージ基盤を構築した。生命科学の発展を支えるストレージはどう構築されたのか。

コンテンツ情報
公開日 2018/06/25 フォーマット PDF 種類

事例

ページ数・視聴時間 4ページ ファイルサイズ 762KB
要約
 日本の生命科学の中核拠点として設立された国立遺伝学研究所では、処理能力に左右されるゲノム解析のため、スーパーコンピュータを導入し、数年ごとに能力を増強してきた。しかし、次世代シーケンサーによる出力データや個人ゲノムのデータ量が急増しており、容量や性能を容易に拡張できるストレージ基盤へと刷新しなければならなくなった。

 同研究所が求めた要件は3つ。1つはアクセス頻度が低いデータもオンラインであること、2つにデータが確実に保全される仕組み、そして3つは容量が30PBと大規模でありながらも拡張性に富み、大容量データを高速に扱えることだった。これらの条件をクリアしたのが、ディスクストレージとテープドライブを組み合わせた階層型ストレージシステムだ。

 搭載する分散ファイル管理ソフトにより大容量データのやりとりにも容易に対応できる上、アクセス頻度が低いデータを自動でテープメディアに移動し、データの保管コストを抑制できる。加えて同研究所が高く評価するポイントが、大容量データで起こりやすいトラブルを防ぐデータ保護機能だという。本資料では、この革新的なストレージ基盤の詳細を紹介する。