技術文書・技術解説
トレンドマイクロ株式会社
2018年第1四半期セキュリティ概況:サイバー犯罪者の“仮想通貨狙い”が明確に
コンテンツ情報
公開日 |
2018/06/08 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
37ページ |
ファイルサイズ |
2.96MB
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要約
2017年のサイバー犯罪は多様化したランサムウェアが猛威を振るったが、2018年に入ってそのトレンドは急激に変化している。メール経由のランサムウェア攻撃は97%もの大幅な減少を見せる一方、増え始めたのが「不正マイニング」に代表される仮想通貨を狙う攻撃だ。
その1つに、企業のリソースを乗っ取って仮想通貨を発掘する不正ツール「COINMINER」(コインマイナー)がある。不正な広告や改ざんサイトを通じて感染し、ブラウザの拡張機能などを装ってユーザーに気付かれずにリソースを侵食し続ける。この手法で、Chromeでは最大42万人以上のユーザーが影響を受けたと推定されている。また、企業の公開サーバへの侵入をきっかけとした不正マイニングも確認されており、その手口は多様化している。
さらに国内でのフィッシング詐欺をはじめとするネット詐欺の活発化、ホームルーターを狙う新たな攻撃なども見逃せない変化だ。本資料では、これら国内外のセキュリティ最新動向をまとめているので、今後のセキュリティ施策の参考としてほしい。