なぜ「働き方改革」が必要か？　成功企業の担当者が語る

～働き方改革セミナーレポート（2）人事制度改革編～

　「働き方改革」への関心が急激に高まっている。しかし、企業も従業員も、長年染み付いた慣習や考え方を変えるのは一朝一夕にはいかない。さまざまな企業が個別に抱える課題や実情を踏まえ、企業文化に合致した現実的な施策を導入しなくてはうまくいかないものだ。

　働き方改革の実際の中身を掘り下げていくと、制度面の改正だけで対応可能ものと、IT投資やファシリティー面の整備が必要なものがあることに気付く。何が必要でそれらをどのように組み合わせて導入・運用するか、その方法や効果は企業ごとに大きく異なるだろう。

　うまくいっている企業は何をやっているのか。それを知ることは重要だ。しかし、より重要なのは、自社の課題に合わせた全体最適のための取り組みであるといえる。以下のページでは、働き方改革を成功に導くポイントを探る。