コンテンツ情報
公開日 |
2017/11/28 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
920KB
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要約
国際基督教大学(ICU)では、ITセンターを中心としてIT活用の施策を展開している。そのインフラとして冗長化した仮想化環境を構築、各システムを稼働させてきたが、運用負荷やコスト面での課題があった。
そこで同大学は、より効率的な仮想化基盤となるハイパーコンバージドインフラ(HCI)への移行を検討することに。しかし、既存の仮想化環境は十分に可視化できておらず、コスト面の制約もある中で、環境や運用の最適化は容易ではない。パーフォーマンス上の懸念を避けるために過剰な割り当てが行われるなど、リソースとコストの無駄が発生したり、たとえハードウェアの性能が向上したとしても、同じ構成のまま機器入れ替えをするとオーバースペックになることも懸念される。
その解決策として同大学が活用したのが、リソースごとの稼働率を正確に把握できるアセスメントサービスだ。調査の結果、仮想マシンに割り当てられたCPUの使用率は平均で1%、ピーク時でも15%にすぎず、余剰リソースがあることが判明した。この正確な把握が、新環境の的確なサイジングや製品選定に大いに役立ったという。仮想化環境の可視化がもたらしたメリットと、ICUの新環境を詳しく見ていこう。