コンテンツ情報
公開日 |
2017/10/04 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
1010KB
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要約
企業活動に欠かせないデータのバックアップは、多くの企業が取り組む課題だ。だが、Yahoo! JAPANほどの規模となると、その実現も容易ではない。求められる要件は1日当たりのデータ転送量が数十TB、バックアップサイトのデータ容量がP(ペタ)バイトレベルという極めて大規模なものだった。そして、乗り越えるべきハードルは、バックアップ先のデータセンターにどうデータを転送するか、遅延をどう防ぐかなど、システム以外にも多岐にわたった。
そもそも実現できるのかさえ危ぶまれた条件に対し、同社が出した答えが、構造化・非構造化データをスケールアウト型ストレージに統合できるデータ管理システムだ。高性能で拡張性に優れるだけでなく、同社のIaaS環境で使われている「OpenStack」との連携が容易になる点も魅力だった。
だが、システムだけでなく、米国のデータセンターにどうデータを転送するか、遅延をどう防ぐかなど、乗り越えるべきハードルは多岐にわたった。同社がどのように課題を解消し、大規模バックアップシステムを構築したのか、そのプロジェクトを詳しく解説する。