Webマーケティングを行う際、多くの企業がCPA、すなわちCVに直接貢献した広告を評価し、広告費用の効率性を重視してきた。しかし、デバイスの発達やメディアの多様化などを受けて環境が大きく変化しており、CPAのみを成果の指標としていては、本来見るべき効果を見落としてしまう。
企業調査によれば、コンバージョンに至るまでにユーザーが広告に複数回接触していたケースが67%に及んだという。また、広告との接触からコンバージョンに至るまでの検討期間でも注目すべき結果が出ている。初めて広告を見てから1週間以上たってから購買するユーザーが最も多かったというのだ。
そこで考え直さなければならないのが、コンバージョン発生までにユーザーが接触した全ての広告を評価するための指標だ。本コンテンツでは、そのための新たな評価指標「Total CPA」を解説する。この指標によって何が分かり、どのように広告施策に生かせるのか、詳しく見ていこう。
※株式会社ロックオンは2019年8月1日に株式会社イルグルムに社名変更いたしました