現在のWebサイトは、単純な情報掲載サイトから1つのサービス提供窓口としての役割を担うようになっている。そのため新しい技術やサービスを取り込みやすくするために、外部システムと連携させることを前提としてサイトが構築される傾向にある。
しかし、システムの複雑化や開発期間の短縮によってトラブル発生の機会も増えつつあり、サイト開設と同時に「Webサイトに接続しようとした時に警告メッセージが表示される」「携帯電話からサイトに接続できない」などの障害が発生するようなことも珍しくない。これらの事象は証明書の設定不備やクライアント側にルート証明書が組み込まれていないことなどが原因として考えられる。
当ホワイトペーパでは、前述のようなトラブルが発生する原因について、SSLサーバ証明書の技術的な仕組みを通して解説する。SSLサーバ証明書の仕組みを理解することによって、トラブル発生時に何が原因であり、どのような対処を行うべきかをより具体的にイメージできるようになる。