現在、SSLサーバ証明書はRSA暗号化方式に支えられている。
RSA方式は依然として安全とされるものの、安全性を維持し続けるためにはさらに長い鍵長に移行していかなければならない。また、鍵長の長大化は安全性を保つ一方で、コンピュータが計算処理に要するリソースを多く使ってしまうことになり効率の低下も懸念されている。
そこで注目される新しい方式が「ECC(楕円曲線暗号)方式」だ。ECCはRSAと比較して、短い鍵長でありながらも同等以上の安全性を維持できるという利点がある。
当資料では、次代アルゴリズムとして注目されている「ECC」を紹介し、RSAと比較した場合の鍵長や安全性について解説する。