ほぼ全てのサーバ管理者が2013年に対応を終えた「暗号アルゴリズム2010年問題(以下、「2010 年問題」)」。ようやく対応が終わった管理者に、次のテーマがやってくる。それが、ハッシュアルゴリズムのSHA-2への移行だ。
2010年問題の際には、検証や移行計画などを十分に立てられなかったものの結果的に対応が済んでいた企業もあるだろう。しかし、SHA-2移行と2010年問題とでは、幾つかの注意点は非常に似ている一方、その対応プラットフォームのカバレッジに違いがあるので注意が必要だ。
サーバ管理者は、2010年問題の際にチェックした項目のうち幾つかは同様にチェックしつつ、十分な移行計画に基づいて進める必要がある。そこでこのコンテンツでは、シマンテックが2010年問題に対処してきたノウハウを基に、企業のサーバ管理者が取り組むべきSHA-2移行について、現場で活用可能なチェックリストを提供する。