ロイヤリティープログラム活用の「5つの課題」――課題解決の処方箋はあるか

　「ロイヤリティープログラム」は、一定の収益を上げるだけでなく、顧客のさらなるロイヤリティー（忠誠度）向上を促すマーケティング施策である。このプログラムは高価格帯商品を対象にするものと考えられてきたが、最近では幅広い価格帯の商品で試されて効果を上げている。しかし、このプログラムを常に利用するには、さまざまな課題をクリアする必要がある。

　例えばメールでキャンペーンIDを受け取った顧客が、サイトではなく実店舗や電話で注文した場合でも、オペレーターや営業担当者がIDの本人確認などをスムーズに行い、記録する必要がある。EC専業でない企業でも、こうした点を考慮しなくては期待した成果は望めない。また、実際の収益見込みをどのように判断するかによっては、値引き率や対象顧客の数も変わるので注意が必要だ。

　本コンテンツは、こうした課題を整理し、その解決策を解説している。同プログラムで大きな成果を上げているユニークな事例も紹介しており、マーケティングを考える担当者にとって、必読の内容となっている。