調査会社451 Researchは、9カ国/8つの業界におけるテクノロジーおよびビジネスの意思決定者1155人を対象に、2016年以降のクラウド投資に関する調査を行った。それによると、多くの企業がさまざまなワークロードで「オンプレミスのプライベートクラウド」を使おうとしていることが分かった。さらに大半の企業がプライベートクラウドに対して「自動化とオーケストレーションへの投資」を10%以上増加させる見込みだという。
ハイブリッドクラウドを運用している企業にとって、プライベートとパブリックの利用比率は重要な問題だが、簡単には最適解が出せない。というのも、コスト、セキュリティ、運用負荷など多様な観点から最適な組み合わせの比率を考える必要があるからだ。しかし、この調査では「プライベートクラウド約74%、パブリッククラウド約26%」という組み合わせが1つの傾向として表れているとし、その根拠について、国や業種などに分けて詳細に解説している。またプライベートクラウドの機能強化についても、アプリケーションやセキュリティなどの観点から、回答結果を基に参考となる情報を示している。詳しく見ていこう。