技術文書
株式会社野村総合研究所
システム障害を生む開発と運用の「意識の差」――DevOpsで3つの壁を打破
仮想化・クラウドの時代になり、業務の分離・外部委託が進んだことで、システムの柔軟性の低下が課題となっている。ユーザーが求めるITサービスを素早く提供したい開発側と、統制を重視する運用側のギャップを取り除くために「DevOps」が一段と注目されている。
コンテンツ情報
公開日 |
2016/06/08 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書 |
ページ数・視聴時間 |
8ページ |
ファイルサイズ |
812KB
|
要約
野村総合研究所が行ったシステム障害の原因調査によると、オペレーションミス起因が25%である一方、44%が指示ミスや申請ミスなどの運用ミスや基盤設計時の検討不足による考慮漏れだという。これらはシステム設計時から運用標準化を進めることで減らすことができるが、現実にはなかなか進んでいない。
開発側と運用側の意識が、情報共有の壁、優先度の壁、専門知識の壁に阻まれているからだ。そこで、開発と運用の一体化によるITサービス提供のスピードアップ、運用コストの削減、品質向上、障害削減などを目指す「DevOps」が求められている。
本ホワイトペーパーは、エンタープライズシステムにおけるDevOpsのポイントをまとめている。申請→承認→実行のシステム化や、ランブックオートメーションによる運用業務の自動化などが図表付きで解説されており、担当者には心強い指南書となっている。