AWSにオフショア開発環境を構築、セキュリティは仮想アプライアンスで担保

　オフショア開発環境を構築する場合、リアルな開発環境そのものを現地に設置するのは現実的ではない。構築費用はもとより、ソフトウェアライセンスなど管理コスト面の負担も大きい。そこでパブリッククラウドに開発環境を構築して、オフショア側のエンジニアに利用してもらう手法が編み出された。

　しかしこの方法でも、開発環境にアクセスするエンジニアや使用する端末のID、そのユーザーがアクセス可能なアプリケーションなどの管理を厳密に実行しないと、情報漏えいリスクは低減できない。また外部からのアクセスが発生したら、アクセスしてきた端末の検疫を実施、ログイン画面を表示して認証、その後ワンタイムパスワードを発行して完了といったプロセスを効率的に実施する必要がある。

　本Webキャストは、「Amazon Web Services（AWS）」に仮想アプライアンスを組み込むことで、人や端末の認証などさまざまなアクセス管理を一元化するシステムを紹介している。クライアント証明書を使わずにセキュアなSSL VPN環境を実現するなど、オフショア開発における課題と解決を網羅的に理解できる。