営業活動の成果を多角的に分析するには、営業支援システムに入力されたデータと基幹系システムが持つデータを組み合わせることが必要だ。そして昨今のクラウドと社内システムとの連携では、さまざまな注意点が存在する。
例えば、営業支援システムはSaaSを利用し、基幹システムはオンプレミスで稼働しているとする。クラウドに入力された情報をその日のうちに社内システムと連携させたい場合、データ転送を迅速かつ安定的に実行できる環境作りが欠かせない。FTPによるファイル送受信の仕組みが考えられるが、通信が途絶した際のトラブル対応や再送信の手間などを考えると、運用面での負荷が大きくなりすぎる可能性もある。
本ホワイトペーパーは、こうした課題に対して新たなミドルウェアを導入し、解決に成功した田辺三菱製薬の事例を紹介している。インターネット環境のみで拠点間のデータ連携システムを容易に構築できるツールで、データ転送処理の自動化を実現。また、通信経路をSSL対応とすることで、セキュリティリスクの低減にも貢献できる仕組みとなっている。