Webサイトのセキュリティ対策としてSSLサーバ証明書を設定する頻度は年に1、2回、多くても数回だ。また、期や年度の変わり目に当たる時期には、異動や編成で新しくサーバ管理に携わることになる担当者も多い。
SSLサーバ証明書はサーバというWebサイトのインフラ部分の設定を行うだけに、誤った設定をしてしまうとWebサイトのサービスを停止させてしまいかねない。だからこそ必要手順を把握し、事前の準備と事後の確認には万全を期して一度の作業で無駄なく完了させたい。
このコンテンツでは、サーバ管理者がSSL設定時に見落としがちな点や注意しておくべき点を、「5つの基本」としてピックアップして解説する。作業前に一読しておくと、発生しやすいトラブルを回避して導入に関連する時間の浪費を防ぐことができる。また、巻末付録として、各種作業・確認のチェックリスト、トラブルシューティング集も掲載されているので、作業をしながら必要な項目のみを確認することもできる。