特別な分析知識がない担当者が専門的で高度な分析を日常業務で実行できる――SAS Visual Analytics早分かり解説 #2

　近年はデータ分析としてビジネスインテリジェンス機能を導入する企業が増えているが、多次元分析や高度な統計解析を利用するにはデータベースの構造を整え、ディメンションやキューブの構造を組み立てるといった綿密な準備と、専門的な分析知識が必要だ。そのため、企業内の多様なデータを使った本格的な分析を行っている企業は少ないのが現状だ。

　SAS Visual Analyticsでは、複雑な準備手順や専門知識なしに、多様なデータからの多次元分析や本格的な統計分析（時系列予測、相関分析、回帰分析、ディシジョンツリーによるデータマイニング等）が可能だ。本コンテンツでは、グラフィカルなUIを用いてデータを選択し、階層上に配置するだけでドリルダウンできる多次元構造を構築する様子が確認できる。さらに、高度な統計分析の一例としてヒートマップを用いた視覚的な相関分析を行って、設備使用年数と信頼性の相関を確認し、品質課題のある設備ラインを割り出していく過程も追うことができる。ビジネスインテリジェンスの特別な知識や技術を持たないビジネスユーザーの視線でデータを構造化して分析できる機能の良さを実感してほしい。