コンテンツ情報
公開日 |
2014/05/20 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
30ページ |
ファイルサイズ |
1.11MB
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要約
攻撃の複雑化が進む中で、従来行われてきた判別が容易な攻撃だけを防御する境界防御のアプローチでは、高度な攻撃に対応できなくなっている。そのような攻撃に対応するためには、セキュリティー境界を通過する膨大な通信の中から今まで「ノイズ」として扱っていた情報を取得し、セキュリティーイベントとの相関分析を行う必要がある。
本書は、IBMが全世界10拠点の「セキュリティー・オペレーション・センター(SOC)」にて観測したセキュリティーイベント情報に基づき、主として日本国内の企業環境で観測された脅威動向を、Tokyo SOCが独自の視点で分析・解説したリポートである。リポートから「標的型メール攻撃」について抜粋すると、2012年下半期は前期比約1.4倍、2011年下半期との比較では約2.5倍強の攻撃が観測されたという。その他、ドライブ・バイ・ダウンロード攻撃の成功率や、Webアプリケーション攻撃に狙われやすいWebサイトなどをリポートしている。
本書の情報を、セキュリティーポリシーの策定や、情報セキュリティー対策を検討する際の参考として、また、情報セキュリティーに関する知識向上の一助として、活用してほしい。