さまざまなクラウドソリューションの普及が加速する中、企業のITリーダーは、クラウドを単なるテクノロジーを超えた戦略的な選択肢として捉えるようになっている。IDG社が企業のITリーダーに対して行った調査において、回答者の92%がクラウド化の取り組みは今後18カ月間の優先課題だと考えていることからも、ITサービスの在り方を根本的に変革するクラウドコンピューティングは今後、事業の収益化や競合他社との差別化を可能にする大きな起爆剤となるはずだ。
クラウドベースのサービスを効果的に提供するためには、IT 部門とビジネス部門が連携し、俊敏性、競争力、および影響力を高めていくことが戦略面において重要であることを、多くのリーダーは認識している。今回の調査でも、すでにクラウドのメリットを実現している先進的な組織は、「クラウドがビジネスに与える影響」「クラウド戦略を成功させるための、プロセス変革の重要性」について明確なポリシーを持っており、そこからクラウド戦略の策定時に考慮すべき8つのステップが明らかになっている。