コンテンツ情報
公開日 |
2013/10/15 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
34ページ |
ファイルサイズ |
2.11MB
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要約
中堅企業における情報システム部門の課題は「慢性的な人員不足」「一貫したシステム戦略の欠如」「経営層・事業部門との協調」にあると認識されていながら、なかなか解決に至らない。その理由は、1つの課題だけで問題が解決せず、複数の原因が複合的にからんでいるためだ。コスト削減に伴う人員削減により、情シス部門は現状維持で手いっぱいとなり、全体の最適化に手が回らない。その結果、各部門がITシステムを個別調達し、TCOやITシステム全体が把握できず、経営層が効果を実感できずにいる。その悪循環を断ち切るには、戦略的なシステム改革プランが必要になってくる。
その具体的なプランには、特定ベンダーに依存していたシステム管理を改革するための、強力なパートナーの存在が欠かせない。また、経営層にも分かりやすい数千万円規模の費用対効果を示し、他部門の協力を得やすくするために、業務システムのアプリ運用を変えずにインフラだけを統合・集約するといった手法が必要となってくる。本項では、クラウドを利用したシステム基盤の統合による上記問題解決の事例を紹介し、IT活用の好循環を実現するシステム改革の手法について詳しく解説する。