開発コスト・工数を50％削減するには　社内外のシステム連携事例

　電子書籍ストア、オンライン書店、リアル書店の3つを連携させ、「リアル書店で会員カードを提示すると、そのポイントがWeb上のポイント数に反映される」などリアルとネットを超えた顧客体験を提供するハイブリッド型書店サービス「honto」。2012年5月のサービス開始以来、順調に利用者数を伸ばしている。

　このhontoを支えているのが「ハイブリッド書店システム」だ。同システムはWebサイトや商品情報などのデータベース／データウェアハウス、倉庫・配送サービス業者のシステム、リアル店舗のPOS端末など、社内外のあらゆるシステムと連携している。同社はこのシステムの開発に当たり、連携機能をJavaで作り込む場合より、開発工数で10人月、開発期間を約2カ月削減できる画期的な方法を発見。最終的に50％の工数削減を実現した。今、市場の関心を集めるhonto開発の裏側を紹介する。