小学館のCGMはなぜ成功したのか？　育児Q＆Aコミュニティーが支持されるわけ

　小学館の幼児学習雑誌のWebサイト「小学館 おやこページ DAKKO」では、雑誌の最新号の情報や、育児中のお母さんに役立つ情報を提供している。同サイト運営の一番の目的は雑誌の宣伝だが、サイトのコンテンツがそれだけでは集客に限界があるし、読者の囲い込みにはつながらない。

　そこで同サイト運営担当者は、サイト自体の魅力を高めるために、育児Q＆Aコミュニティー「おしえてDAKKO」を開設。そのための情報基盤として、国内最大級のQ＆Aサイト「OKWave」の2800万件以上の膨大なQ＆Aコミュニティーデータベースを自社サイトに連携し、コミュニティーの活性化に成功している。

　月によってはWebサイト全体のPVの半数を占めるほどまで成長し、2009年にはモバイル版も展開する「おしえてDAKKO」。同サイトの運営担当者に、CGMを取り入れる際の狙いと、OKWaveのQ＆Aコミュニティーデータベースを自社サイトに取り入れることで得られた効果を聞いた。