TCO最大50％削減を実現する「データセンター特化型スイッチ」という選択

　今日のデータセンターでは、迅速なサービスの立ち上げを実現しつつ、同時にグリーンオペレーションやディザスタリカバリ、ワークロードモビリティを提供しなければならない。それに伴って、サーバのCPUソケット、コア、メモリ、NIC／HBAの集約度、敷設するケーブル、また単一サーバ上で稼働するVMは急増している。そのような状況でデータセンターの総所有コスト（TCO）削減を考えるには、スイッチ製品の選択が重要な要素となる。

　本書は、データセンター特化型スイッチ「Cisco Nexusシリーズ」のサーバ接続構成ガイドである。同シリーズは、SANスイッチプラットフォーム「SAN-OS」とネットワークOS「IOS」それぞれの利点と、モジュラー型OSアーキテクチャや仮想化などの最先端機能を併せ持つデータセンターネットワークOS「NX-OS」を搭載。従来のL2／L3機能、ストレージプロトコルのサポート、堅牢性と可用性、そしてIOS由来のなじみ深いCLIといった機能でさまざまなニーズに答えつつ、かつ広範な製品群に一貫した運用管理インタフェースを提供する。総所有コストを最大50％削減をはじめ、企業データセンターにさまざまな効果をもたらす同シリーズの詳細を見ていこう。