5つの基準で評価する仮想環境対応ストレージ選定

　仮想化インフラはこれまでに配備されたどのインフラテクノロジーよりも急速に成長してきた。それに伴い、ストレージに対する要求はビジネスの予測可能な水準をすぐに超え、これまでには考えられなかったパフォーマンス、容量、制御、適応性、耐障害性が求められている。課題に直面するたびにストレージは飛躍的に進歩してきたが、それでも製品およびベンダー間には落差が残っている。これは、パフォーマンスの問題でも純粋な相互運用性の問題でもなく、絶えず成長や変化を続ける仮想インフラに対する、継続的な適合性の問題である。

　本書は、米Taneja Groupが5つの主要な基準を用いて、仮想環境に対応するストレージプロトコル（ファイバーチャネル、iSCSI、NAS／NFS）を5つの主要な基準を用いて評価するとともに、それぞれの長所と短所をまとめた比較資料だ。単純に個別の特性を追加すれば合計点が出るということではなく、個々のビジネスにおける独自ニーズを慎重に検討し、ストレージの選択とそれらのニーズとの整合性を考慮したリポートととなっている。真に仮想環境に適したストレージプロトコルを選定する上で、ぜひ活用したい文書だ。