ITILはツールを導入しただけでは実現しない

　かつて日本企業にERPの導入が流行した際に、「最適化された」ERPの業務プロセスに適合しない企業で失敗事例が頻発したことを覚えているだろうか？　システム運用の改善は、既に現場に蓄積されたプロセスやノウハウを閉ざして進めるのは大きなリスクが伴うのである。

　近年注目を浴びつつある、ITシステム運用のベストプラクティスを集めたライブラリ「ITIL」。ITILは実践的なフレームワークではあるものの、それがどこのシステム運用の現場においても最適な手法とは限らない。

　30年間にわたり800社以上の大手顧客にシステム運用管理製品を提供し続けたBSPは、「その現場が持つ個性を生かすためには、現場に合った改善の取り組みをするべき」と訴える。本ホワイトペーパーでは、BSPの運用コンセプト「LMIS」を紹介しながら、ITILを活用する方法について紹介する。