企業の貴重なデータ資産を保護するバックアップ環境。万が一のシステム障害に備え、事業の継続性を確保するためにも非常に重要な役割を担っている。しかし、サーバ仮想化の普及によるシステムの複雑化、データ量の増加に伴う運用管理コストや人的負荷など、自社に最適なバックアップ環境を構築・運用するための課題は数多い。
・サーバ仮想化環境で増え続けるバックアップ時間を改善したい
・本社/データセンター間のディザスタリカバリシステムを構築したい
・ネットワークの回線負荷などを抑え、バックアップ環境のTCOを削減したい
・オンラインストレージを活用したバックアップを運用したい
・異機種混在環境におけるバックアップを統合したい
・リモートバックアップサービスを構築したい
本稿では、上記の課題を解決した企業6社の事例を紹介する。各社が抱えていた課題はさまざまだが、その解決策は「重複排除技術によるバックアップ効率化」と共通している。