量子コンピュータの実用化が現実味を帯びる中、現在使われている公開鍵暗号が解読可能なものへと変わってしまうリスクが浮上している。特に懸念されているのが、今のうちに暗号化データを盗み、将来解読を試みる「HNDL攻撃」だ。長期間守るべき機密情報を持つ組織にとって、今すぐにでも対策すべき課題と言ってよいだろう。サーバ証明書の有効期間が大幅に短縮される見通しもあり、暗号管理は複雑化している。
この課題を解決する方策として注目されているのが、耐量子計算機暗号(PQC)だ。しかしPQC移行を阻む壁もある。自社環境のどこでどの暗号技術が使われているのかさえ多くの組織は把握できていない。
そこで本資料では、PQC対応準備として「情報収集」「可視化・管理」「計画立案」という3つのステップを紹介する。併せて、ソースコード解析を用いた効率的な資産の洗い出しや、暗号リスクを一元管理して優先順位を明確にする具体的なアプローチも解説する。