金融機関の現場では、会計データや送金データを用いた分析/検証など、金融犯罪を未然に防ぐ取り組みが継続して行われている。しかし、扱うデータ量や検証頻度が増大する中、検証の正確性や速さ、説明責任をいかに担保し、高度化していくかが喫緊の課題となっている。
この課題に対し、単なるツール導入にとどまらず、人材育成と一体で業務改善を進め成果を挙げているのが三菱UFJ銀行だ。同行は、業務知識とツール運用スキルを兼ね備えた人材を現場に増やすべく、取り組みを開始。ツールの資格取得にとどまらず、業務課題の解決を通じたハッカソンを実施するなど、実務に活用しスキルを定着させる仕組みづくりを進めていった。
これにより、業務を熟知する現場の担当者が自らデータを扱い、改善を繰り返せる体制を確立した。海外拠点向けAMLシステムのデータ検証では、100万件規模の結合検証において従来4~5時間かかっていた時間を40~50秒に短縮するという成果を得ている。本資料では、同行の事例をもとに、ツール活用の定着と導入効果の最大化を実現するためのポイントを解説する。