標的型攻撃が取り沙汰されるようになって2年あまり、私たちは多くのことを学んだ。アンチウイルスソフトは標的型攻撃で用いられるマルウエアの侵入を検知できないこと。多くの企業では、既に社内PC上(数パーセントとは思うが)で、マルウエアが稼働している可能性が高いこと……。
それまで有効だったセキュリティ対策に目覚ましい効果がなくなったことに驚き、ますます複雑化する外部脅威に対し何をすれば良いのか模索してきた。
標的型攻撃に対する対策として注目されたのは、入口と出口の対策だ。企業への入口で悪意のあるプログラムをせき止め、企業からの出口で重要な情報が流出するのを防ごうとした。だが、情報の漏えいを防ぐのであれば、全てのデータの流れを可視化し、より効果的にセキュリティレベルを向上させる方法が存在する。本ホワイトペーパーでは、標的型攻撃の傾向を振り返りながら、3つの対策を解説する。