IT人材不足が深刻化する中、経験豊富なシニアエンジニアの活用が急務だ。しかし採用現場では「年齢」が依然として大きな壁になっている。本資料は、年齢フィルターの実態と是正の道を2本立てで解説する。
前半は、モロの調査だ。40~60代のITエンジニア600人のうち、63.8%が「年齢を理由にした選別がある」と回答。一方で、評価されるべき項目として最も支持されたのは「現場での判断力、設計力、品質への責任」(42.7%)で、「年齢や在籍年数」はわずか2.7%だった。突発的なトラブル対応や“落としどころ”の判断など、経験に裏打ちされた判断力はAIにも代替しにくい資産だと示す。
後半は、高齢エンジニア活用の利点とリスクだ。過度な監督を要さない遂行力、若手の指導役、組織変化の知見といった価値の一方、再教育の必要や採用コスト、若手との協働支援といった考慮点を整理。採用プロセスのAIツールに潜むバイアスにも触れ、全候補者を平等に扱う公正な企業文化の重要性を説く。