生成AIに“雰囲気(Vibe)”でコードを書かせる「バイブコーディング」が、ソフトウェア開発を根底から変えつつある。本資料は、その実態と“犠牲”を解説する。
スタートアップでは普及が著しい。Y Combinatorの調査では回答者の4分の1が「コードベースの95%以上がAI生成」と答え、CEOのギャリー・タン氏は「これは流行ではなく主流だ」と断言する。Anthropicのダリオ・アモデイ氏は「1年以内にほぼ全てのコードがAIで生成される」と予測する。
一方で課題も浮かぶ。出力の偏りやハルシネーションにより、本番投入には“本物の開発者”の仕事が欠かせない。さらに深刻なのが開発者のスキル格差だ。安定性・セキュリティ・拡張性を担保するシニア層に負担が集中し、ジュニアは自らコードを書く力が低下する恐れがある。GoogleのDORAレポートは「人々が価値を見いだす作業はAIで楽になる一方、嫌う煩雑な作業ではあまり役立たない」と皮肉な現実を指摘。バイブコーディングが開発者の役割をどう変えるかを多面的に描く。