「AIで人件費を削減できる」という期待は幻想なのか。本資料は、AIと雇用を巡る複数の調査から、企業が人員削減に踏み切らない理由とAI時代に求められる人材像を読み解く。
まず米Gartnerは、AIを理由に顧客サービスの人員を削減した企業の半数が、2027年までに類似業務で再び人を雇うと予測する。AIは人間の専門知識や共感力、判断力を代替できるほど成熟していないためだ。
次にTWOSTONE&Sonsの調査では、全社的にAIを導入した大企業の71.3%が「人員削減を実施していない」と回答。理由は「削減できる業務が限定的」「雇用維持を重視する企業文化」「新規事業に人材が必要」だった。企業は浮いた工数を既存事業の強化や新規事業へ再投資し、人材をより付加価値の高い業務へシフトさせている。
さらにアクセンチュアの報告書からは、若手採用を縮小しAIで代替する動きが“スキルの断絶”を招くリスクも示される。AI時代に問われる「人間ならでは」のスキルとは何かを考える。