企業のデータベース戦略が、AI時代を見据えて大きく変わり始めた。かつて“コスト削減の代替手段”と見なされたオープンソースDBが、いまや戦略的な基盤として選ばれている。本資料は、その主役となった「PostgreSQL」と「MongoDB」を巡る最新動向を2本立てで解説する。
前半は、Microsoftが示すPostgreSQLのAI時代対応を取り上げる。ベクトル検索やRAGとの親和性に加え、過剰なストレージ投資を避けられる「Premium SSD v2」、プライマリDBの負荷を抑える“カスケード型読み取りレプリカ”など、約8億人規模のChatGPTを支えるOpenAIの大規模利用を後押しする進化に迫る。
後半は、合併でデータベースが乱立し保守に苦しんだ住宅ローン大手Lendi Groupが、AIプロジェクトの共通基盤として「MongoDB Atlas」へ全面移行し、開発スピードを約40%高めた事例を紹介。AI開発で“切実に”DBが問われる理由と、企業の選定基準が見えてくる。