中小企業を中心に、事業の多角化や後継者不在への対応などを目的にM&Aに踏み切る企業が増加している。中でも大きな盛り上がりを見せているのがIT業界だ。中堅SIerが大手企業の傘下に入るM&Aも多く、それによりITエンジニア不足への対応や企業価値の最大化といった取り組みが進められている。
それでは、なぜIT業界のM&Aが多いのか。その背景には、工場の新設といった有形固定資産への投資が不要なため、上場で調達した資金をM&Aに充てやすいことがある。また、1980~90年代に独立した経営者が引退する年齢に差し掛かっているといったIT業界ならではの事情もある。とはいえ、M&A価格は市況に大きく左右されるため、自社の譲渡を検討している企業は、経営者の引退タイミングや自社の業績だけでなく、人材需要やIPO市況などを見極め検討していくことが大切だ。
本資料では、国内IT業界におけるM&Aの状況を整理しながら、M&Aのメリットや検討のタイミングについて解説する。M&AとIPOのどちらを選ぶべきか、それぞれのメリット・デメリットも紹介しているので、少しでもM&Aという選択肢が頭にある企業は、その検討に向けぜひ目を通していただきたい。