企業向けのサイバーセキュリティ市場には、エンドポイントを保護するためのさまざまなツールが存在する。企業はこうしたツールの中から、自社のIT環境やセキュリティ要件に合った製品を選定する必要があるが、その判断は容易ではない。エンドポイントの保護を目的とする代表的な手段として、「EDR」と「アンチマルウェア」が広く利用されている。
両者の目的は同じだが、仕組みや役割には違いがある。また、EDRとアンチマルウェアにはそれぞれ強みがある一方、単独で使うには限界もある。
本稿は、EDRとアンチマルウェアの基本的な仕組みと役割を整理するとともに、自社のIT環境や運用体制に照らしてどのように使い分けるべきかを考えるためのポイントを示す。