企業はどのように活用している？　生成AI・LLM利用実績ランキング

　ある生成AI・LLM（大規模言語モデル）アプリプラットフォームの月間利用量を基に算出されたLLMアプリの利用実績ランキングを見ると、最も多い利用ケースは社内情報を基にした回答の自動生成となっている。これは以前の調査でも1位であり、導入しやすく効果が得られやすい代表的なユースケースといえる。実際にユーザーからは、同プラットフォームの独自RAG技術が、図表を含む複雑なドキュメントでも高精度の回答を生成するため、多様な業務で有効に活用しているという声が寄せられている。

　一方、今回のランキングで躍進したのは、顧客が独自に作成する生成AI・LLMアプリの利用だ。同プラットフォームのノーコードアプリビルダー機能により高度な処理を行うアプリも容易に作成できるため、文字起こし、議事録作成・要約、文章の校正・添削、分析やリスク把握、他システムとの連携など、幅広い業務で効率化と生産性向上に寄与している。

　この他、音声ファイルからの議事録作成、FAQ応答・回答自動生成、リーガルチェックが上位に続く。資料では、これら主要ユースケースの利用背景についても解説しているため、ぜひ参考にしてほしい。