IBM Power(IBM i)は、Power8が2024年5月にEOSとなり、2026年1月にはPower9 AモデルもEOSを迎えることから、次期システムをどうするか悩んでいるユーザーも多い。こうした中、IBM iユーザーを対象とした動向調査を基に、現状と今後の展望を読み解くべく、識者によるオンラインセミナーが開催された。
同セミナーによれば、多くのシステム担当者が悩みとして挙げているのが、人員と予算の不足だった。一方、IBM iの運用基盤として、オンプレミスよりもクラウドを選択するケースが着実に増えているという。これは、クラウド化による運用負荷の軽減に加え、人件費削減やダウンサイジングによるコスト抑制を期待してのことであり、今後もクラウドの需要はコンスタントに続いていくと思われる。
とはいえ、クラウドサービスに関する知識や技術力の不足を理由に、移行を断念するケースもまだ多く、外部コンサルティングサービスの活用も視野に入れながら検討を進めていきたいところだ。本資料では、同セミナーの内容を基に、IBM Powerのクラウド移行を成功させる秘訣を解説する。実際の移行事例や、セミナー参加者とのQ&Aも紹介しているので、参考にしてほしい。