高機能ワックスの製造販売を事業の中核とするIGI Waxは、比較的早い段階から、製造現場にデータ統合基盤を導入し、OTプロセスの可視化や最適化に活用していた。しかし期待した成果は得られなかった。
この背景には、OTデータを分析して有用なインサイトを獲得するためのプロセスが欠けていたこと、さらに必要なスキルセットが不足していたことがあり、これらがボトルネックとなって成果を得るまでに過剰な時間を要していた。そこで同社は、データ分析をサードパーティーの専門家に委ね、安全なデータ共有を可能にする新たなデータ活用基盤の導入を決断した。
この基盤と協業環境の構築により、製造現場で収集・蓄積されたデータは単なるOTプロセスの可視化にとどまらず、継続的な改善やさらなる最適化に活用できるようになった。その結果、製造廃棄物を49%削減し、年間1000万ドル以上の利益増など、目覚ましい成果を挙げている。本資料では同社の取り組みを詳しく紹介しているので、参考にしてほしい。