“IDの乱立”で更新のリードタイムが約3週間に、マクロミルはどう解決した？

　業務システムのクラウド移行に伴い、サービスごとにIDが分散して管理が煩雑化する「IDスプロール」が、多くの企業で課題となっている。マーケティングリサーチ事業などを手掛けるマクロミルも、その1社だった。同社では、グループ連結で2000人以上の従業員を擁するが、大規模な組織変更の際も、3～4人の担当者が手作業でID更新を行っており、情報の切り替えや権限の更新が反映されるまで、約3週間のリードタイムを要していた。

　加えて、退職者のアカウント削除漏れや、権限付与のミスといったインシデントのリスクが高まっていた点も問題視されていた。そこで同社が採用したのが、「人と組織のマスター」に基づき、全システムのユーザーIDとアクセス権限を一元的に管理して、ガバナンスを効かせる仕組みである「Identity Governance and Administration（IGA）」ソリューションだ。

　これにより同社は、ID更新のリードタイムを数日に短縮した他、退職者IDの迅速な削除や、人的ミスの削減も実現するなど、大きな成果を挙げているという。同社が同ソリューションを選んだポイントや導入効果について、本資料で詳しく見ていこう。