事業や組織、人員の拡大に伴い、人や組織に関する情報が分散し、業務の非効率やセキュリティリスクの増大が課題となる企業は少なくない。この解消に向け、散在する情報を時系列で一元管理できる「統合ID管理ソリューション」の導入が広がっている。
製造業のデジタル変革に挑むキャディもその1社だ。同社はグローバルレベルで組織体制が拡大する中、社員・組織情報の基盤が未整備で、システムアカウント管理や権限管理が非効率な状態にあった。また、潜在的なセキュリティリスクも存在していたことから、グローバルかつ全雇用形態を網羅した人・組織マスターの構築に着手し、統合ID管理ソリューションを導入した。これにより管理業務を効率化しただけでなく、IDaaSと連携し退職をトリガーにシステムアカウントを自動停止する仕組みを整え、セキュリティの向上にもつなげている。
同社の他にも、情報伝達フローの標準化や、人員管理の最適化など、統合ID管理ソリューションを活用して成果を上げる企業は多数存在する。本資料では、キャディを含む8社の事例をもとに同ソリューションの実力に迫る。