戦略はあるのに成果が出ないのはなぜ？　ギャップを埋める実践的な手法とは

　組織が目標を達成するためには戦略が不可欠だが、戦略が実行に結び付いていなければ、それは単なるアイデアにすぎない。多くの企業が戦略と実行との間に生じるギャップに悩まされている。実際、戦略策定に満足していると回答したリーダーは全体の80％に上る一方で、その実行力を評価しているのは44％にとどまるという調査結果がある。

　このギャップの主な要因は、「認識のずれ」にある。事業戦略を十分に理解していないと答えた従業員は72％に上り、不十分な戦略の定義、責任の所在の曖昧さ、透明性の欠如など複数の要因が指摘されている。このような課題に対応するには、従業員がビジョンを正しく認識し、目標達成のために何をすべきかを理解する必要がある。そのために活用できるフレームワークが幾つか存在する。

　本資料では、効果が実証されている7つのフレームワークを紹介する。具体的には、「適切な優先順位の設定」「進捗状況のモニタリング」などが含まれる。さらに、これらのフレームワークに沿って、戦略と実行を結び付ける「ピラミッド階層」構築のアプローチについても解説する。