日本企業は海外と比べて、プロダクト開発において、全社が共同で作業する環境が整っていない。そのため、社内の合意形成に時間がかかったり、デザイナーと開発者のコミュニケーションがうまくいかなったりするケースがある。そこで注目されるのが、ブラウザからアクセスするだけで誰もが共同編集できる、デザインシステムの導入だ。
ある調査によれば、デザインシステムを利用するデザイナーは、利用していないデザイナーよりもタスクを34%速く完了させており、デザインの更新速度が50%向上した例もあるという。他にも、トークンや変数を活用して作業時間を最大50%削減したり、トラッキング体制を導入して新機能の展開時間を半分に短縮したりした企業もある。
ただしデザインシステムには、使用状況のメトリクスや導入率など多様なパフォーマンス指標があるため、自社に適した指標を見極め、自動化などを活用しながらデータを実用的なものにしていくことで、ROIを正しく測定し、経営層などの理解を得ることができるようになる。本資料ではその道筋を、事例や調査を交えて詳しく解説しているので、参考にしてほしい。