病院内における患者の安全対策は、盗難や不法侵入といった一般的なトラブルだけを想定すればよいわけではない。「ベッドにいない」「病棟の中を探してもいない」「侵入禁止区域に立ち入っている」など、スタッフが目配りをしなければならないトラブルは多種多様だ。
そこで、無断離院や徘徊などをいち早く察知したり、トラブルに迅速に対応したりするために、セキュリティカメラを設置している病院は多い。しかし、たくさんの人が行きかう映像の中から個人を特定することは容易ではない。患者の安全を確保する上で、1秒を争うこともある病院においては、この映像確認におけるタイムロスが大きな問題となる。
この課題を解消する上で参考となるのが、映像から「瞬間」を探し出せるようにすることで患者の安全対策を強化した五稜会病院の取り組みだ。本資料では、同院がどのようにして病院内の「見守り・防犯・トラブル対応」を迅速化したのかをさらに詳しく紹介する。