業務におけるスマートフォンの利活用が本格化し、業務遂行のための主要なアクセス手段として位置付けられつつある。組織におけるモバイル活用はすでに一般化しており、現在では主要な業務プロセスへの統合が急速に進んでいる。場所を問わない業務遂行が可能となった一方、攻撃者の標的とされやすくなった。
モバイルフィッシングは、攻撃者が機密情報にアクセスするために最も一般的に用いる手口の1つだ。世界中のWebページ閲覧の62%がモバイルデバイスで行われるようになったことから、モバイルデバイスを狙う攻撃が急増している。特定の人気ブランドを悪用した攻撃が多発しており、過去1年で25%の組織がソーシャルエンジニアリング攻撃に遭遇している。これらの対策においては、攻撃のトレンドや戦術を把握し、堅実なトレーニングプログラムと多層防御の導入が必須だ。
本資料では、モバイルデバイスに対するさまざまな攻撃ベクトルや危険なアプリ、Web脅威などを分析評価するとともに、ユーザー、アプリ、ネットワークの各レベルでデバイスを保護するための知見を提供する。セキュリティのトレンドを理解するために活用してほしい。