ソフトウェア開発企業が絶対に避けたいトラブル、「市場不具合」をなくすには？

　開発企業にとって、「市場不具合」は絶対に避けたいトラブルの1つだ。システムやソフトウェアを市場に出した後で不具合が発見された場合、開発企業には「ブランドイメージ低下」「経済的損失」「顧客クレーム」「サイバー攻撃リスク」などの問題が一斉に押し寄せる。当然、これらがもたらす損害は甚大なものになる。

　その一方で、現代の市場は開発企業に対して、スピード感のある価値提供を強く求めている。この要求に応えつつ、高品質な製品を提供し続け、その上、市場不具合も出さないようにすることは容易ではない。そのため、ノウハウ／リソース／時間が不足する中で、自社だけでの品質担保を考えることに難しさを感じている企業は少なくないはずだ。

　開発企業で一般的に行われている正常系テストだけでは、どうしても抜け漏れのリスクは残る。こうしたリスクを見逃さないためにも、エンドユーザー目線で、さまざまな可能性を想定した網羅的なテストを実施する必要がある。本資料では、実際のトラブル事例、テスト設計の課題などを交えつつ、この問題を根本的に解消するためのアプローチを紹介する。